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温熱療法(ハイパーサーミア)の原理について

2016.09.01

当院において採用しているサーモトロン「RF8」は人体の深部までエネルギーを届ける8MHzの高周波により、がん組織のある局所を42~43℃以上に40~50分加温することで、温熱による作用の他にも放射線療法や化学療法の効果を高めると共に、免疫療法等と併用することができます。

【特徴と原理】
①がん組織は正常組織に比べて熱感受性が高い
一般にがん組織内は正常組織に比べてpHが低く、低pH下の細胞は熱感受性が高いことが認められています。

②がん組織は加温時に温度上昇が得られやすい
がん組織は加温に対して血流がほとんど増加しないか、逆に低下します。血流による冷却作用がないため温度が容易に上昇します。

③温熱は放射線の効果を増強する
放射線療法は毛細血管周辺の酸素分圧の高い部分に有効ですが、血管から遠い低酸素部分では効果が低下します。温熱療法においては血管から遠いところほど温度が上昇しやすいため、放射線効果と温熱効果が互いに補い合うことが考えられます。

④温熱は多くの化学療法剤の効果を増強する
温熱によりがん組織の細胞内に多くの薬剤が取り込まれ、抗腫瘍効果が増強されることが確認されています。

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